いろいろ感想とか

備忘録的な意味も兼ねて、いろんなものの感想を書いていきます

HF3章 感想(ネタバレあり)

今日は劇場版HF3章の感想を書いていきます。ネタバレ全開で行きますので、無理な方はブラウザバックお願いします。

さて、まずは本編感想の前にHFを観始めたきっかけのお話をさせてください。

そもそも私がfateという作品に初めて触れたのが、この劇場版ヘブンズフィール(HF)第2章でした。

あれはいつ頃だったでしょうか。HF2章が公開されて、私のTLにもそのことについての感想ツイートがたくさん回ってきていました。
その頃はfateシリーズについてはタイトル名くらいしか知らず、その中身もたぶんセイバーと遠坂、fgoという単語くらいは聞いたことある程度でした。それにタイトル問わず、映画館で劇場版なんて久しく観ていませんでした。

そんな私がなぜ、映画館まで足を運んで観に行ったのかと言うと、Twitterで「HF2章はえ○ち」という類のツイートを見たからです。桜のことですね。はい、すみません。こんなことをこの場で言うのも恥ずかしいのですが、実際間違いなくそれがきっかけでした。やはりエ○スの力は偉大だったということなのでしょうか。まあ、それだけでなくタイトル自体は知っていたので、元からなんとなく興味はあったんじゃないかと思っています。つまり、行く理由が2つあって、それで観に行った…ということで…(しどろもどろ)。

でまあ、観に行ったんですが、それでいたく感動しまして。映像は綺麗、音楽は凄い、画面が大きい、音響も迫力ある。特にセイバーオルタvsバーサーカー、アーチャーvs真アサシンは本当にかっこ良かったです。セイバーオルタのとんでもないエネルギーを帯びた赤黒い光とか、凄かったです。映画を映画館で見たのが10年ぶりくらいだったので、それもあったのかもしれません。

てなわけでそこからfateにハマり、後日もう一度HF2章を観て人生で初めて「同じ映画を映画館に観に行った」実績を作り、HF1章の円盤も買い、アポクリファやプリヤの漫画を読み、fgoも始めました。そして「HF3章も絶対観るぞ。それまでは死ねない」と決意しました。しかしコロちゃんの影響で延期になって思わずため息が出ました。そのことについて友達と愚痴も言ったりしてました。

が、めでたく今回ようやく公開という運びになり、「よっし!やっと観れる…!めっちゃ楽しみ…!」というワクワクした気持ちでチケットを予約しました。


という長くなりすぎた前置きを記しつつ、ここからHF3章の感想について述べていきたいと思います。
あまり整理できていないかもしれないのと、単発の場面ごとの感想になるかもしれません。読みずらいかもしれませんが、ご了承を。

まず思ったのは、イリヤが可愛いなってということでした。最初の士郎と間桐のじいちゃんのシーンの後は、桜が衛宮邸にイリヤを拐いに来るシーンでしたよね。私はロリコンではないはずなのですが、イリヤはHF2章を見たときから気になっていました。声が結構良いなぁって思ってたのと、物語が進んでいく内に、根っからのロリじゃなくて精神面は結構成長してるんじゃないのかなと思ってました。台詞から、何か秘めてるところもあるんじゃないか、とも感じてました(その頃の私はzeroを知りません)。あとは銀…じゃなくて、白髪も結構良いなぁとか。士郎と戯れてるところなんか、無邪気な子どもみたいでそこも好きでした。

それで士郎と綺礼でアインツベルン城に忍び込んで、生け贄?になろうとしてるイリヤに対して士郎が「自分以外のために自分を犠牲にするな」と言うシーンがありました。私は「こいつ、ようほざいたな」と思わず笑ってしまいました。しかしイリヤはこのあたりの場面で士郎にデレてて可愛かったんですが、もう少し尺が欲しかったなぁと思いました。デレるまでの描写がもうちょっと欲しかったです。HFはイリヤルートでもある、と聞いていたので。

で、その後イリヤを連れて逃げることになったときも特に説明は無かったのですが、イリヤを守るべきセラとリズはあっさり納得してて、やっぱ尺なのかなーと思いました。


その後、私の凄く好きなシーンでした。
士郎が左腕の包帯を外して戦いに行くシーンです。凄くワクワクして震えました。身体から自然とそういう感情が出てきたというか、心の底から湧き上がるようなあの感じ。自分の中にこんなにも奮い起つ感情があったなんてって。生きてるを感じられて、凄かったです。あんな感情、滅多に味わえないです。そんな機会を与えてくれたこのHFに本当に感謝しています。さて、あそこはまずbgmがめちゃくちゃカッコよかったです。もしかして原作で使われてたbgmのアレンジバージョンでしたかね?それはちょっと分からなかったんですが、とにかくbgmが一番で、次は映像でしたね。アーチャーの腕を解放する痛みに顔を歪めながらも、光の中を走って走ってその先にアーチャーがいましたよね。そして士郎の方を見ながら、「付いてこれるか?」と言い放ちました。アーチャーには異様に敵愾心を燃やす士郎ですから(※凛ルートプレイ済みです)、「付いてこれるかじゃねぇ!」って言ってましたね笑

(9/13追記)===
「てめぇの方こそ、付いてきやがれぇ!」
↑どうせなんでここまで書きたくなりました笑
士郎がアーチャーを追い抜いたときの、アーチャーの満足気な表情がほんとに良かったです。アーチャーと士郎は仲悪いですけど、あの瞬間、ちょっとでも士郎のことを認めていたのかなと思うと、本当に心に来るものがありました。

なんていうんですかね、普段はいがみ合ってるけど、認めるところは認め合ってる。そういうの良いですよね。ブウ(純粋)戦の悟空とべジータのような(悟空としてはいがみ合ってつもりないですが)。べジータが悟空に対して「おまえは本当に凄いやつだ」って言ってましたよね。あんな感じです。
(9/13追記分ここまで)===

HF2章では包帯を外そうとしただけで魔力に呑まれるような描写がありましたが、普通に使いこなしているのはなんか凄まじい特訓か凛orイリヤの魔法によるものがあったんでしょうか。ここは原作をやるときに注目したいと思います。

とにかくここが私の好きなシーンその1です。


そのあとバーサーカーがあっさりやられて、でもその前にバーサーカーの生前?っぽい回想が流れててそれは興味深かったですね。ぜひ史実も見てみたいです。

その後は綺礼vs真アサシン、間桐のじいちゃんですか。綺礼があれだけ強いとは思わなかったです。人間がサーヴァントと渡り合ってますからね。士郎の学校の国語か歴史の先生を余裕で倒したあのアサシンを。そして間桐のじいちゃんを封印、と。封印のシーン、カッコよかったですよね。結界のような白い光を展開し、私がHF観た感じとしては全く捕らえどころのない印象しか無かった間桐のじいちゃんが倒されたんですから。衝撃でした。

その後に桜から綺礼の正体を明かされて、それも衝撃でしたけどね。

そしてアイリと臓硯?と時臣?の儀式のシーンもありました。あれってアイリは死んじゃったんでしょうか?そこらへんは原作で見るとして、2章でイリヤが間桐のじいちゃんに言ってた、「思い出しなさい。なぜ私達は人の身でありながら、人あらざる地点に到達しようとしているのか。私たちの悲願を」ですね。これの意味があのシーンと、その後また挟まれるこのときの儀式のシーンで分かりました。そして遠坂、間桐、アインツベルンはそれぞれ土地、令呪、魔法の強力なものを持っていたんですね。でも臓硯は自らの不老不死が~とか言ってましたよね。願望が変わっちゃったんですね。

そして私の一番好きなシーンです。
士郎、ライダーvs黒セイバーですね。さっきオルタって書いちゃいましたけど、たぶんこれオルタじゃないですよね?オルタはfgoだけなんですかね?正確には分からないですけど、そうじゃない気がするので、汚染セイバーは可哀想ですし、黒セイバーに改めます。

言うまでもなく、士郎のサーヴァントはセイバーです。HF1章で取り込まれ、HF2章では敵として姿を表しました。バーサーカーを倒したあと士郎に剣の切っ先を突きつけ、士郎が虚ろな目で「あっ、ああ…」と言っていたのを覚えています。

まさに運命の対決です。
桜を守るために、士郎は「セイバー、おまえは邪魔だ!」と言いました。敵を見つめる、それも一筋縄ではいかない敵を見るようなすごい形相でした。

私はそれが面白かったです。このシーンを見ながら、ワクワク感と、こぼれる笑みを抑えきれませんでした。士郎とセイバー。かつてともに手を取り、一緒に敵に立ち向かった間柄。それが今はどうでしょう。これほどの形相で敵意を剥き出しにして、おまえが邪魔だとまで言い放ったんです。これが面白くないわけがないです。そして、それと同時に悲しくもありました。この二人が戦わなければならないことが。

さて、戦闘シーンでしたが、これまた見事でした。ライダーの実力はよく分かっていなかったのですが、黒桜の膨大な魔力を取り込んだ黒セイバー相手に見事な立ち回りでした。と、言えるような素晴らしい映像でもありました。エフェクトも凄く綺麗で、とても良かったです。どうも私は戦闘シーンが好きみたいです。やはり映像技術の粋をふんだんに盛り込んだ場面だからでしょうか。

でも「俺が桜を許し続ける」が一番好きではありますよ。

そういえば途中でライダーが黒セイバーを挑発したシーンも面白かったですね。

「私は信頼されていますから。…あぁ、あなたは」
「…っ、戯れ言を」

のシーンですね。ええ。……


そしてまあアイアスからのライダー宝具で黒セイバーと対決、です。蛇でも出てくるのかと思ったら、ペガサスでしたね。
ライダーはfgoで低レアなので育てていなかったんですが、これを機会に育ててみようと思います。

話が逸れますが、fgoでは便宜上レアリティが付いて、それによってステータスが決まりますが、それは本編とは一切関係無いんですよね。だってセイバーと互角、いやそれ以上の小次郎が星2とかあり得ないですもんね。私もHF2章を観てから、fgoに初めてプレイしたときに友人に聞きました。三すくみとかは全然、何も関係無いよって言われました。

話を戻します。ライダーが宝具を放った後、士郎が黒セイバーにとどめを刺すシーンです。
あの瞬間の、二人の表情は悲しかったですね……。士郎もセイバーも、あの瞬間、どんなことを思っていたんだろう、どんな感情に包まれたんだろう。それを慮ると、少し涙が出てきていました。

…そうです。人によって作られた作った物語ですが、その物語の登場人物は木石ではなく、感情を持った人間なんですよね。このHFという映画は、それを、「このシーンでこの登場人物は一体どう思っていたんだろう」って考えると凄い心の琴線にふれてくるというのか、心が動くというのか…。そういうことを考えるだけで、何倍も楽しめるんですよね。映像だけでも楽しめるくらいなのにも関わらず、です。それってきっと物語の作り方、シナリオがすごく上手っていうことなんですよね。このfateSNが長きにわたってユーザーから支持されてるのは、そういうところもあるからなのかなと思わされました。

HF2章で、桜が病床に伏していたときに藤村先生が来て切嗣の話をしてくれたシーンがありましたよね。で、その話をイリヤも扉越しに聞いてました。初めてそのシーンを観たとき、私は何も思いませんでした。でも2回目を観る前に「HF何も知らんやつはあのシーンをどういう気持ちで観るんだろうな…笑」って友達に言われたので、調べちゃったんですよね。そしたらイリヤは切嗣とアイリの子どもだって知って「あぁ…」ってなりました。ちなみに私は自分からネタバレを要求していくタイプ(他人から予兆無く聞かされるのはイヤですが)なので、友人のことは悪く思わないでくださいね。

それで何の話でしたっけ。黒セイバーですね。…とりあえずセイバールートやります。あとはライダーが人気なのって、このへん由来なのかなーとか思いました。

そして場面は変わって凛vs黒桜。ここも面白かったです。凛のゼルレッチ無双は楽しかったです。ここまでの演出によって黒桜の強さは際立たされていたことでしょう。しかし、ここで凛がゼルレッチ無双をすることによって、凛の(ゼルレッチ含めた魔術の)強さが観ている人にとてもアピールされたのではないでしょうか。私はそうでした。…姉さん、強いんですね。

このへんの凛と黒桜の会話も好きでした。桜は毎日毎日辛かったって言ってました。誰か助けに来てくれるんじゃないかとも。でも凛の返答は「分からないわ」でした。桜としては、同情の一言もあれば「ヒーローの姉さんに心配してもらえた」という承認欲求?とりあえず嬉しさや、「同情するくせに助けに来なかった」という凛を責める大義名分が手に入ったでしょう。しかし、答えは「分からない」。ああ、この返答はさらなる絶望だなって私は思いました。

でも、人の気持ちなんて分からないんですよね。たとえ文字にすれば同じような境遇でも、例えば「小さい頃、虐待されて育った」とか。やられていたことも違うでしょうし、人によって感じ方も様々です。だから、"分からない"んですよね。どころか、「私は人の気持ちが分かる・理解できる」などと言う方がむしろ傲慢なのかもしれません。でも、分かろうとする努力までを放棄するのは間違ってると思いますよ?念のために言っときます。


そして凛はこうも言いました。「私は自分が恵まれてるとは思わない」と。そのとき私は思いました。いや、前からずっと思ってることなんですけど、「人はそれぞれの立場でそれぞれの悩みがある」と思います。人から見たら余程恵まれてる。地位も富も名誉も実力もある。でも、その人にだってその人なりの悩みがあるんですよね。何を当たり前のことを偉そうに言ってんだって思われるかもしれないですけど、私はこのことをはっきりと言葉にして認識するまでずいぶん時間を費やしてしまいましたよ。愚かですねぇ~(BB並感)


それとこれは憶測なんですけど、凛はあそこでああ言うことで、桜への同情の気持ちは断ち切ろうとしたんじゃないですかね。桜へ躊躇無く止めを刺すために。いや、私が偉そうに言うまでもなく、HF2章のときからそうでしたっけ。「冬木の管理者として桜をこ○す」って言ってましたもんね。「それがたとえ実の妹でも、かね」って。情に篤い凛だから躊躇は必ずありますよね。でも私情は捨てて、冬木の管理者として、遠坂凛として、あの頃から気持ちを抑え込んでいたのかも。今さら気付いちゃいました。やっ、まあ、実際にこう思ってるかは分かりませんけど。全部妄想なんで。

でまあ、桜にはとどめを刺せず、自分がやられてしまいましたが…。


あと印象に残ってるシーンは…そのあと桜と士郎がまた対峙したところですかね。
桜が「私はたくさんの人をあやめてしまったから、もう死ぬしかないんです」みたいに言ったら、士郎が「それは償いじゃない」って、これは綺礼に言った台詞でしたっけ。すみません、忘れちゃいました。ただ、ここのやり取りも良かったと思っていたのは間違いないです。

あとは、最後に藤村先生がちょこっと出てきてましたね。他が殺伐としすぎてて藤村先生が癒しでした笑

それと、エンディング前のちょっと成長した桜と凛が可愛かったですね。凛は髪型が変わってましたね。あれも似合ってて可愛かったです。それで一つ気になったのが、凛と桜が買い物に行ってて、どっかのお店で蓋を開けたらホムンクルスみたいなのが入ってたシーンありませんでした?あれ、なんだったんでしょう?もしかしてホムンクルスじゃなくて、パンとか?


あとこれは私が桜ルート原作未プレイで聖杯戦争についても知らないことが多々あったからなんだと思うんですけど、このHF3章は桜ルートより真相解明ルートって感じしました。

正直、士郎が帰ってきてエンディングの最後にイチャイチャちゅっちゅっくらいしてもよかったんじゃないかと思いました。こういう展開だったし、尺の都合もあったかもしれないんですけど、あんま桜好き好き~感が出てなかったなーって思いました。そういう意味では2章の方がそれらしい感じは出てました。

ひとまずこんなもんですかね。私は原作の桜ルートをやっていないので、主に設定部分で分からないところはたくさんありました。

・家にいたはずのイリヤがアイリの格好で現れた
・なんでその英雄の個性、ともいうべき宝具、ルールブレイカーを士郎が使えるのか(トレースなんだから形を真似するだけじゃないの)
・大聖杯の収拾
・士郎がどうやって戻ってきたか

などですね。まあ、そこらへんは追々。

ひとまず感想は以上にしたいと思います。
記憶と語彙力を失って読みづらいところや、私が勘違いしてる部分もあるかもしれません。ご容赦を。
それでは、ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

みなさんもぜひぜひ、HF楽しんでくださいね。感想もバンバンつぶやいちゃってください。その際はどうぞ周囲の方へのネタバレにお気を付けて。


あー、早く円盤が欲しいですー。


(8/30追記)

忘れない内に急いで書きなぐった感想を下に貼ります。

またHF観に行きました。
セイバーのところは何回見ても涙ぐむ。士郎にもセイバーにもあんな表情されたら、涙無しでは観られない。
あと士郎に「俺には~も、罪の所在も分からない。でもこれから桜に問われるどんなことからも桜を守り続ける!」って言われて、桜が涙を流すシーン。あそこはほんとね。桜は人こ○したりとか、もう取り返しの付かないことをして、誰にも助けてもらう資格なんて無いって思ってたのに、それでも自分にそう言ってくれる人がいるっていうのが本当に心に響いたんだろうなって思った。そう考えたら、こっちも思わず泣いてた。桜、このとき本当に嬉しかったというか、救われたというか、本当に良かったねって。
エンディング前でも「変わらないでいてくれたもの」っていう桜の独白があったけど、それってきっと士郎の桜に対する想いってことだよね。ほんと士郎が桜のことを最後まで好きでいて、思い続けてたからこそ、こうなったんだなと。ほんと「桜、良かったね」(うるっ)って感じでした。今まで散々苦しまされた分、士郎と、凛と、他の皆と幸せな日々を送ってほしい。
(8/30追記ここまで)

(9/6追記)
凛と黒桜のシーンで思った、凛の魅力について。凛ってちゃんと現実を見てて、そのために時に冷酷で、このHFでも2章から一貫して桜を倒すっていうところは変わらなかった。それで最後の最後、桜を追い詰めてナイフを突きつけた。でもついぞそれを突き立てることは出来なかった。
妹がやっとのことでワンペア揃えたと思ったら、自分はフルハウス

なんというかこの、現実主義だけど情に脆いところが凛の魅力だなって思った。この2つは矛盾してるんですけど、矛盾した2つの特性を持ち合わせてるからこそ良いというか。綺礼の言ってた、「悪人が気まぐれに見せる善意、善人が戯れにする悪意(だったっけ。ちょっと違うかも)。その矛盾こそが人たらしめる」。これですよね。矛盾してるからこそ美しい……いや、やってることが美しいから、矛盾してても美しく見えるだけ……。うーん、難しい。
でもやっぱり、現実主義だけど情に脆いところが凛の魅力だなって思った。
(9/6追記ここまで)

(9/13追記)
桜の「私はこういう人間なんです…」っていう台詞、結構嫌いじゃない。
なんていうのか、もちろん自嘲もあるだろうし、「そんな風になりたいなんて一度も思ったことはなかったけど、こうなってしまったんです。もう、どうしようもないんです」みたいな諦観も感じられるし、これまで自分がやってきたこと(街のたくさんの人をこ○したり、凛を傷付けたり)を考えればああいうふうに自分を蔑まずにはいられなかったのだろうし、自分を悪く言うことで士郎に自分への気持ちを捨てさせて早くあの場から逃げて欲しかっただろうし、しかもそれを涙を流しながら言ってるし。涙を流しながら言うってことは、きっと本当は士郎が来てくれて嬉しかったし、士郎がまだ自分への気持ちを持ってくれてるであろうことも嬉しいんだろうなと。でも、早くあの場から逃げてもらいたいから、わざと(まあ自分が"そういう"人間であることは百も承知なのだろうけど)そう言ったりとか。たった一つのシーンに一体どれだけの感情が含まれていて、そのうえでああいう台詞だったり表情だったりするのかなと考えると、なんかもう色々泣けてくる…
(9/13追記ここまで)

(2021.3.31追記)
HF3章BD&DVD発売おめでとうございます。

また、この桜の季節での再上映もありがとうございます。
わざわざまた全国で上映するなんて、制作側はこの作品に凄く思い入れやこだわりがあるのだなと思いました。

というわけで、さっそく私も観に行きました。やはり劇場の音響施設で観るからこそより素晴らしさを感じられますよね。もう複数回観に行ってますけど、今でもぞくぞくわくわくするほどです。これから先こんな何回も観に行ってその度にわくわくする作品に出会えるのかな、出会いたいけどなぁと思う次第です。ほんとこの作品はストーリー、ビジュアル、音楽など全てが凄くて凄いです(語彙力)。

一応、原作の方は全ルートプレイしまして(桜ルート感想もおいおいあげたいです)、原作とどこが違うかなーとか考えながら観てました。それと私は黒化セイバーが好きなので、彼女がスクリーンに映るたびに、好きなキャラが出てくる喜びを感じていました。なんなら久々に見たのもあって「あぁ…セイバー…」ってほんの少し涙ぐんだくらいです笑

さて、いよいよBDで出るということで、家でもHF3章が見れますね。好きなキャラが出てくるシーンを抜粋して見るもよし、好きなシーンを繰り返し見続けるもよし、好きなシーンをコマ送りで見るもよしです。
私はとりあえず黒化セイバーVSライダーを見たあと、コマ送りで再生してみようと思います。あのシーンほんとやばいですよね。制作するのにいったいどれほどの手間がかかったのか…。じっくり堪能させていただきます!

あとサントラもですね!emiya聴きまくりたいです!ただHF2章のbgmをヘビロテしまくってたら、映画本編を見たときに映像と音楽が別個として聞こえるような感覚に陥ってしまって、その2つを一体のものとして楽しめなかったことがあるので、程々にしたいと思います…笑

それでは皆さん良きHF3章ライフを!

(2021.3.31追記ここまで)